DeNAの高卒ルーキー細川が、積極打法でCSのベンチ入りを猛アピールした。JX-ENEOSとの練習試合に5回から右翼で出場。7回の第1打席は初球の143キロ直球を左前安打すると、9回の第2打席、またも初球の146キロ直球を見逃さず、フェンス直撃の中越え二塁打を放った。「真っすぐを一発で捉えられて、いい結果となった。ファームでも打ってる時は初球が多かったので」。試合後には特守を行い、汗をぬぐった。

 前日から2試合合計4打数3安打の大当たり。試合前に小川コーチと打撃指導を行ったラミレス監督は「我々に大きなインパクトを与えた」と19歳の打棒に感心した。今日も途中出場させる予定で、右の代打としてのCS出場をテストする。セで高卒新人がCSに出場すれば11年のヤクルト山田以来6年ぶり2人目。若武者は「新人なんで必死にやらないと。喜んでる余裕はないです」と引き締めていた。【斎藤直樹】