日立製作所の菅野剛士外野手(24=明大)が千葉ロッテの4位指名を受けた。「千葉ロッテは、ファンの方が12球団で1番熱い印象があります」と笑顔を見せた。

 明大では阪神高山と主軸を打ち、大学通算28二塁打の東京6大学記録を作り注目を集めたが、15年ドラフトは指名漏れした。「同じ右投げ左打ちの外野手。高山は大学からずっとライバルだし、活躍が励みになってきました」。指名が確定すると高山からすぐ「おめでとう」と連絡が入ったという。

 社会人では171センチ、83キロと決して大型ではないが、昨年の都市対抗野球で若獅子賞、昨季の社会人ベストナインに輝き、10月のアジア選手権は日本代表で優勝に貢献した。「走攻守、どれも期待に応えたいですが、やはり打点。大学も社会人も、そこを期待されてきましたから」と勝負強い打撃で1軍を目指す。