リーグ戦から13戦無敗で挑んだ大商大が、富士大に敗れ初戦敗退となった。先発の大西広樹投手(2年=大商大高)が3回2失点で降板。4人で継投し、5人の代打をおくったが、好機を生かせず打線は散発5安打に抑えられた。

 富山陽一監督(53)は「うちで一番いいバッターが打てなくて、チームに悪い影響が出てしまった。自信をなくしてしまった」。今夏は、ほぼ休みなしで練習試合漬け。関西では無敗で臨んだが、主将の日下部光内野手(4年=福知山成美)は「13連勝で乗り込んできたけど何かが足りなかった。過信していたわけじゃないけど、予想していなかった」と想定外の敗戦にうつむいた。

 2年生の大西は「自分のせいで負けた。この大会で優勝すると言っていて、初戦勝つと言っていた。もっと責任感を持ってやらないと。自分がもっと引っ張って三振を取っていたら(失点につながる)ゴロにはなっていない」と悔やんだ。4年生の悔しい思いも、来年以降に晴らすつもりだ。