慶大が2回戦で敗退した。東京6大学リーグが初戦敗退するのは01年慶大以来のこと。

 楽天ドラフト2位の岩見雅紀外野手(4年=比叡山)が9回裏2死二塁で打席に立った。6球ファウルで粘った後、直球を左前へ弾きかえした。本塁打こそ出なかったが、チーム唯一の得点をたたき出した。「最後のバッターで終わりたくなかった。(7回のチャンスで)打ちたかった気持ちはありますが、過去を振り返っても変わらない」と2安打1打点に終わった大学ラストゲームを語った。

 夢の続きはプロでかなえる。「この4年間で野球人としても、人としても全部と言っていいぐらい、変わったと思う。優勝という目標はどこに行っても変わらない。楽天に行かせてもらうことになったので、日本シリーズを勝って1番になりたい」と言い切った。