2軍のタイトルは、もういらん! 阪神陽川が15日、高知・芸西村のチーム宿舎で契約を更改。ウエスタン・リーグでは、本塁打と打点で2年連続の2冠を達成したが、50万円ダウンの年俸850万円でサインした。「もう2軍のタイトルはいらないか?」と聞かれ、「そうですね。1軍でそれを出してくれ、と(球団からも)言われました」と厳しい表情を見せた。今季の1軍出場は12試合で、打率1割6分7厘、1本塁打。2軍でいくら打っても、給料は上がらない。

 参加中の安芸キャンプでは、実戦で3戦連続本塁打を記録。金本監督からは「鳴尾浜のゴジラから甲子園のゴジラになってほしい」とハッパをかけられた。プロ5年目の来季は背水の年になる。「(今季は)代打の難しさを感じた。それができれば、出場機会が増える。キャンプが終わっても、継続してやっていきたい」。中谷や大山の台頭に負けじと、存在感をアピールする。(金額は推定)