今秋のドラフト会議で野手最多タイとなる7球団が競合した日本ハムのドラフト1位早実・清宮幸太郎内野手(18)が16日、東京都内の明治記念館で仮契約を結んだ。高卒野手としては上限の、契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円(推定)。

 仮契約後の会見が行われた明治記念館には、テレビカメラ9台などが集結。混乱が起きないよう、テレビ、新聞など報道各社に人数制限を設けるなど、球団側は異例ともいえる対応で万全を期した。会見場となった「金鶏の間」は岩舘スカウトが約2週間前に予約した。明治記念館の近くには神宮球場があり、同スカウトは「彼は、この地で本塁打をたくさん打ってきた。ここから羽ばたいて欲しい、再出発という思いを込めた」。親心の会場選びで、門出を祝った。ドラフト会議で当たりくじを引いた木田GM補佐も会見に駆けつけ「1年目は思い切り野球をやってくれたらいい」と、エールを送った。