日本ハムのドラフト7位、宮台康平投手(22)が、東大法学部の卒業に必要な単位数を取得した。16日、都内の野球殿堂博物館で始まった「野球報道写真展」を訪問。11日に必要単位90をクリアしたと明かし「卒業が確定しました。学業は大丈夫なので野球に集中している。これで東大卒と胸を張って言えます」と明るい表情を浮かべた。

 今回が落第なら1月に試験を受けるため新人合同自主トレを中座する必要があったが、野球に集中できる環境が整った。現在はランニングなど1日7時間の練習を継続。体重86キロを維持し「自分のペースでできるのは今のうち」と守備など重点課題をつぶしている。

 プロ野球は学歴ではなく、実力の世界だ。京大卒のロッテ田中は今秋、3年目で解雇となった。「それを見て厳しい世界だなと思った。覚悟を決めて精いっぱいやりたい。不安な気持ちもありますけど」。不安を打ち消すべく、練習に励んでいる。【斎藤直樹】