ロッテは10日、マット・ドミンゲス内野手(28)の入団を発表した。

 1年契約で年俸は80万ドル(約9200万円)。球団を通じ「ファンの方は私の長打力に期待をしてくれていると聞いている。期待に応えられるようにしっかり準備をしていきたい。目指すは優勝。精いっぱい貢献できるように頑張りたい」などとコメントした。

 実はドミンゲスは、大リーグ球宴に2度出場し、15年にはロイヤルズのワールドシリーズ制覇に貢献したマイク・ムスタカス内野手(29=ロイヤルズFA)と幼なじみ。2人はロサンゼルスの北にあるノースリッジという町で育ち、同じポニーリーグのチームでプレー。高校は30人以上のプロを輩出したカリフォルニア州のチャッツワース高に進んだ。

 ドミンゲスは同校で、当時遊撃を守っていたムスタカスと超高校級の三遊間を形成。ムスタカスは当時を回想し、MLB公式サイトで「彼は僕が見た中で最高の三塁手。すべてのプレーを何事もなかったようにこなしてしまう」と話し、ドミンゲスの守備についても絶賛している。ロッテにとっては大きな補強といえるだろう。(金額は推定)