昨季チームトップの67試合に登板した阪神桑原謙太朗投手(32)が13日、金村投手コーチからマイペース指令を受けた。「ブレーキをかけてあげながらやっていかないとね。2年、3年(活躍を)続けることが大事だから」。香田投手コーチとも話をして、肩の疲労を取りながら調整を進めていく。

 1軍でスタートを切る予定の今春キャンプでも、首脳陣は慌てさせないように環境を整える方針だ。金村コーチは「球児(藤川)とか高橋(聡)とかと一緒に、自分のペースでやってもらおうかなと思っている。止めても投げるタイプだから。開幕にベストパフォーマンスを出せるように調整してほしい」と“ベテラン組”で調整させるつもりだ。昨春キャンプは2軍スタート。初日から安芸で打者相手に投げた。今年すでに鳴尾浜でブルペン投球を開始している桑原は「自分は2月1日にいけるようにするだけです」と前向きに準備を進めた。