昨季限りでソフトバンクを退団した松坂大輔投手(37)が23日、中日の入団テストをナゴヤ球場の室内練習場で受け、約5分、22球で合格した。単年契約の年俸1500万円、さらに出来高がつくとみられる契約を結び、背番号は「99」を選んだ。西武、ソフトバンクに続く国内3球団目で、初のセ・リーグ挑戦。日米通算164勝を挙げる「平成の怪物」は復活するのか-。開幕ローテ入りを目指し、新たなスタートを切った。(金額は推定)
<松坂の一問一答>
-合格となり今の心境
松坂 まずは第1段階というか、1つホッとしている。
-合格を言われたタイミング
松坂 はっきりは言われなかった(笑い)。「着替えてしっかり会見をやってこい」と言われたので、そういうことかなと。
-今の段階で何割
松坂 順調に6割、7割のところまできている。しっかり開幕を目指す上で100に、キャンプでしていきたい。
-右肩の状態
松坂 投げられる自信がなければ断るつもりだった。ずっとトレーニングして、しっかり投げられると思ったので来ました。
-背番号99の理由
松坂 個人的に若い番号の方が良い。20番というのも頭にあったけど、今の僕がつけるべきではないと思っている。中日の中でつけるべき人が出る。残ったのが99。
-5年連続Bクラスと苦しむチーム
松坂 日本に帰ってきて3年間まともに投げていない。僕の口から大きなことは言えない。いろんな人に恩返しするために、1軍のマウンドに立つことが目標。感謝の気持ちを持ってマウンドに上がれたらいい。
-森監督は「本人が最後のつもりで来るだろう」という話もあった
松坂 選手としては長くやれたことに越したことはない。先を見る余裕はない。1年1年最後のつもりでやっていくことになる。
-中日の印象
松坂 個人的に竜が好きでグラブに刺しゅうを入れるぐらい。何か縁があるのかなと勝手に思っている。チームの印象は強い、いやらしいイメージ。
-今、燃えている思い
松坂 ここ何年も投げられていない。元気に投げている姿を、1年間目いっぱい見せつけたい。場所は変わりましたけど、ホークスのファンへの思いは変わらない。その人たちのためにも1軍のマウンドでしっかりと結果を残したい。