阪神マルコス・マテオ投手(33)の来日が遅れることが27日、分かった。母国ドミニカ共和国の首都サント・ドミンゴで交通渋滞に遭遇し搭乗する飛行機に乗れなかった。予定より到着が1日遅れる見込み。近日中に来日しキャンプインには間に合う見通しだが、想定外のトラブルに見舞われた。

 阪神助っ人のケースでは、同じドミニカ共和国出身のゴメスが2年連続で来日遅れのトラブルがあった。14年は夫人の第1子長女の出産に重なって、春季キャンプ途中参加。翌15年は自宅駐車場で車上荒らしに遭い、パスポートの入ったバッグを盗まれて来日延期となり、合流が遅れた。

 3年目を迎えるマテオは昨季、43ホールドポイントでセ・リーグ最優秀中継ぎ賞を受賞。昨年の契約更改時に「来年も賞を獲得できるような活躍をしたい。ぜひとも優勝を勝ち取りたい」と宣言していた。春季キャンプ1軍参加が決定している右腕は実績も経験もあるだけに、少々のトラブルには動じないだろうが、とにかく無事の来日を待つばかりだ。【古財稜明】