広島野村祐輔投手(28)が8日、ブルペン一番乗りで100球を投げ込んだ。

 この日も独自の調整法で投球練習をスタートさせた。捕手からすぐに返球してもらい、間を空けずに10球続けて投げる。約1分20秒の間に10球。インターバルを置いて、5セット繰り返した。「体に覚えさせるためで、良い投げ方と悪い投げ方が分かりやすい」。例年春季キャンプ序盤に行う調整法でフォームを体にたたき込んだ。

 51球目からは10球続けてカーブを投げ、その後の10球は真っすぐとほかの球種のコンビネーションを確かめた。最後はセットポジションから10球3セット。「だいぶしっくりきています」と、計算尽くされた100球に納得の表情を浮かべた。【広島担当 前原淳】