昨年6月に血行障害のため左手を手術し、2軍調整中の中日岡田が20日、韓国・LG戦(読谷)に今季初登板した。

 5回の1イニングを1安打2三振無失点。「緊張したけど、ひと安心」と笑顔を見せた。昨年WBC日本代表に選ばれたが、左手のけがに悩まされ、1軍登板9試合。手術したが完治はせず「一生付き合っていくもの。やるべきことをやっていきたい」と語る。この日も指を冷やさないように、長袖のアンダーシャツを着用。指先に息を吹きかけてポケットに手を入れるなど、細心の注意を払う。直球の最速は136キロだった。「ストレートあっての変化球なので」。指にかかった真っすぐを投げ込めるよう、調整を続ける。