西武の新外国人、ファビオ・カスティーヨ投手(29=ドジャース)が好投した。

 チームの対外試合初戦となるロッテ戦に先発し、3回を無安打無失点。4三振を奪ったが、3イニング目に与えた2四球に「なるべく(四球を)出さないようにと思っていたので残念だった。四球を出した後は切り替えて、次の打者を積極的に打ち取っていこうと考えた」と反省を口にした。

 直球とスライダーが球数の9割以上を占め、最速は152キロをマーク。先発ローテーション候補として期待される右腕は「(17日に登板した)紅白戦では148キロくらい出ていて、今日は152キロ。次はもっと上げていきたい。次のマウンドに向けて、しっかり準備していきたい」と力を込めた。

 この日は、同じく新加入でリリーフ候補のニール・ワグナー投手(34=メッツ3A)も9回に登板。1イニングを無安打の3人で締め、最速は150キロだった。辻監督は「カスティーヨは、本人も四球を悔やんでいたと思うけど、まずまずじゃないですか。ワグナーもそれなりによかった。2人の次(の登板)が楽しみ」と期待を込めた。