阪神ドラフト2位の高橋遥人投手(22=亜大)が、明日11日の巨人とのオープン戦(甲子園)で本拠地デビューすることが、9日分かった。救援登板で2、3イニングを予定している。

 この日は鳴尾浜のブルペンで「連投しても違和感はない」と76球を投げ、全球種の感覚を確かめた。矢野2軍監督も「順調に予定通り。段階を踏んできている。甲子園の雰囲気、バッターに向かえること、今は全部が経験になる」と背中を押すなど期待は大きい。

 甲子園デビュー戦の相手が巨人となったが「相手は全然意識していない。自分のボールを投げるだけ」と集中を高めた。甲子園のマウンドで投げるのは高校2年以来で「意識しないようにしたい。どこ(の球場)に行っても投げられるように。とにかく頑張ります」と気合を入れた。

 前回登板した4日ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)では4回から2番手で登板。最速146キロの直球を武器に2回無安打無失点と鮮烈デビューを果たした。金本監督を「肩の状態が万全やったら、間違いなくローテに入れますよ。使いたい、使いたい」とうなずかせた左腕が、いよいよ甲子園のマウンドに上がる。