中日がすかさず試合を立て直した。

 初回、初の開幕投手を務めた小笠原慎之介投手(20)が3四球で26球を要して1点を先制された。だが直後の2回に追いついた。

 お返しとばかりに、打線は粘り強く野村を追い詰め、1死満塁から松井雅人捕手(30)が右犠飛を放った。この回だけで右腕に33球を投げさせた。

 2度目の開幕マスクを射止め、小笠原を必死にリードする松井雅は「追い込まれていたけど、何とか当ててとりあえず1点取れればと思いました」と振り返った。