中日が4連勝で勝率を5割に戻した。昨年就任した森繁和監督(63)にとっては初めての借金完済。4連勝も就任以来の最長タイだ。開幕4連敗スタートから一気に盛り返した。

 森監督は「連敗をできるだけしないようにと考えている。カード勝ち越ししたのが一番です」と語った。

 快進撃は投手陣の頑張りが大きい。この日は今季初登板の吉見一起投手(33)が援護点も追い風に、6回1失点とヤクルト打線を封じた。昨年8月以来の白星に「オープン戦と違って気持ちが入った。緊張もしたし、ピンチではヤバいとも思ったが、結果的に1点に抑えられたので仕事はできたかなと思う」と振り返った。

 これで4月4日の巨人戦でガルシアが6回1失点と好投して以来、8試合連続で先発が試合を作っている。

 打の立役者は新外国人のソイロ・アルモンテ外野手(28)。この日も初回に3号2ランを放つなど得点圏で2打数2安打。得点圏打率は6割4分3厘(14打数9安打)と3番として機能している。

 13日からは敵地でDeNAと3連戦に臨む。