ロッテ福浦和也内野手(42)が4点を追う9回裏無死一、三塁で代打で登場。カウント1-2から西武増田の147キロの外角直球をはじき返し、左前適時打をマークした。

 これで通算1970安打。2000安打まであと30本に迫った。試合には敗れ、首位西武に3連勝はならなかったが、ZOZOマリンに詰めかけたロッテファンが一番盛り上がった場面だった。

 この日はスタメンを外れたが、2回裏に田村が犠打を失敗するとベンチで声をかける場面もあった。「何て言ったかな。あまり覚えてないです(笑い)」ととぼけたが、精神的支柱としてチームを盛り上げようとする姿勢の表れだった。

 移動日をはさんで、14日にはソフトバンク戦(熊本)が控える。「(適時打の場面は)根元や伊志嶺がつないでくれたんで何とかしようと思いました。結果はヒットになって良かったですけど、勝たなきゃ意味がない。明後日(14日)また頑張ります」。気持ちを切り替え、日本一チームと戦う。