ソフトバンクのデニス・サファテ投手(36)が登板を回避し、ブルペン陣の総力戦でリードを守りきった。7回2死一、二塁から登板したモイネロが9回1死までを無失点。2点リードで迎えた9回は、1死から森が登板し、試合を締めた。

 サファテは「下半身に不安があったので投げられなかった」と説明。工藤監督は「(15日の鹿児島で)マウンドが低くて軟らかかったこともあり、足に張りが出た。今日1日休めば、とは思っています」と話した。

 今季初セーブを挙げた森は「0で帰ってこられて良かった。すごいアドレナリンが出ました」と安堵(あんど)の表情。サファテからは「良かった」と声をかけられ、ハグで祝福されたことも明かした。

 通常であれば9回は2点差でサファテが登板するケースだったが、ソフトバンク救援陣の層の厚さをあらためて示した試合でもあった。