帝京大は、中川航投手(2年=聖望学園)が初先発で完封勝利を挙げた。

 1回、2死一、三塁のピンチを迎えるも日体大5番中田を中飛に抑え、無失点で切り抜けた。右打者に自信を持ってシュートを投げ込み、初先発で完封。1年生からベンチ入りしており、今季はクローザーを務めていた。しかしチームが4月1日の開幕戦勝利後、6連敗していたため急きょ先発することになった。唐沢良一監督は「頑張ってくれた。リズムを作ってくれた」と評価した。

 高3の夏以来の完投となった中川は「勝ててうれしい。監督から7回に『最後まで行くぞ』と声をかけられて、気を引き締めて投げました」と笑顔で話した。