日本ハム西川が、大台到達へ平常心を強調した。21日、8選手が札幌市内の小学校4校を訪問。西川は太田とともに訪れた先で児童と交流した。

 現在15盗塁で両リーグトップ。昨季を含めタイトルを2度獲得した“得意分野”で、通算200まで、あと「3」に迫っている。「自分で何盗塁しているかも分からない」とおどけてみせ、「まだまだ老いる年でもないので、これからも増やしていけたら。気づいたら200盗塁だったと思っているくらいが良い」と、自然体で臨む構えだ。

 魅力は成功率。昨季の成功率は88・6%で、最近15年間のリーグ盗塁王の最高だった。今季も失敗は1度だけと確実性が高く、当人も「成功率は追い求めてやっていきたい」と意識している。球団歴代4位の田中賢に6差と肉薄しており、現役最多も現実味を増してきた。

 この日の訪問先で行われた質問コーナーでは、リレーの選手に選ばれた児童から足が速くなるコツを聞かれ「坂道を上るより、下る練習をしてください」とアドバイスを送った。つかの間のオフを過ごし、今日22日からのロッテ3連戦(ZOZOマリン)での節目到達へ突き進む。【田中彩友美】