巨人のドラフト1位右腕、鍬原拓也投手(22)が交流戦で1軍デビューすることが25日、有力となった。29日からの日本ハム戦(東京ドーム)で山口俊、吉川光とともに先発ローテを組むとみられる。

 上半身のコンディション不良でキャンプは3軍調整と出遅れたが、2軍戦では5試合に登板し、最速154キロをマークするなど2勝2敗、防御率2・39。通常の登板間隔なら今週末の登板となるが、この日はブルペンで75球を投げ、来週の1軍登板を想定していた。

 10日の阪神戦で今季初勝利を飾った後は登板機会がなく2軍調整中のベテラン内海も、先発6枚目の候補として挙がっていた。だが鍬原を早い段階で昇格させれば、今後の1軍戦力として見極められるメリットもある。エース菅野、山口俊らが稼働する先発陣に待望のルーキー右腕が加わり、ベールを脱ぐ。