阪神主軸のベテラン2人が意地を見せ、虎ファンもひとときの夢を見た。1点を追う4回、まずは糸原がヒットで出塁。3番福留がアルバースの真ん中低めの137キロをはじき返した。強烈な打球は中堅手の左を抜ける同点のタイムリー二塁打。今季20打点目となる41歳主将の一振りで流れを呼び戻した。「打ったのはおそらくツーシーム。糸原がよく走ってくれました」と一塁から一気に生還した後輩をたたえた。
4番の36歳糸井も続いた。助っ人左腕のスライダーをとらえて、右前クリーンヒット。今度は二塁から福留が激走し、逆転に成功した今季31打点目に甲子園のボルテージは最高潮に達した。4試合連続安打で打率もチームで唯一、3割をキープ。逆転負けで勝利には結びつかなかったが、ベテラン2人が、雨の降りしきる甲子園を沸かせた。



