ヤクルトが5カード連続の勝ち越しで、09年以来となる交流戦の勝率5割以上を確定させた。

 初回に荒木の適時二塁打などで3点を先制すると、3回にはバレンティンが16号3ラン。4回にもバレンティンが2点適時打を放ち、8回に途中出場の田代が移籍後初となる1号ソロでダメ押しした。9回に中継ぎ陣が攻め込まれて4失点したが、最後は守護神石山が締めて9セーブ目。先発小川は7回1失点(自責0)で2勝目を挙げた。

 小川淳司監督は「石山は落ち着いていた。良く投げてくれた。小川は投げ方が前回と違っていて、躍動感があった。ボールも良かった。打つべき人が打って、投げるべき人が投げた」と投打のヒーローを称賛。交流戦の勝率5割以上を決めたことには「気にしていない。1試合1試合、必死に戦っていかないといけない。7試合も残っているし、5割を目指しているわけじゃないので」と引き締めた。