広島九里亜蓮投手(26)がプロ5年目の初完投で今季2勝目を手にした。打線の大量援護に守られ、8回までソロ本塁打を含む3安打投球。9回は2本塁打を許して計4失点となったが、117球で投げ切った。

 無四球と制球も安定していた。「課題も見つかったけど、9回のマウンドに上がれたのはいい経験になったので次に生かしたい」。このところ失点が目立っていた先発投手陣を救う働きで、チームの5連敗も止めた。