西武は攻守にミスが重なり敗れ、交流戦を10勝8敗で終えた。

 初回から走者を出しながら、ホームが遠かった。特に、2回から5回までは4イニング連続で併殺を記録。5回の斉藤彰、9回の秋山のソロ2発にとどまった。

 守っては、4回に浅村が失策で走者を出した後に、多和田が先制を許す2ランを浴びた。8回は大石の暴投で生還を許した。

 走塁のミスもあった。1-3の8回、2死一塁から斉藤彰が遊撃内野安打を放ったが、一塁走者の外崎がオーバーラン。二遊間を抜けそうな当たりを相手の遊撃大和に好捕された。急いで二塁に戻ったが、間に合わず、走塁死となった。ただ、辻発彦監督は「(外崎は)いつもアグレッシブにやっている選手。だから、ああいうことが起こりえる。責められない。ただ、状況を考えてどうか。最後まで確認して。2点差だし、無理していく必要もない」と、務めて冷静に指摘した。