阪神は2日、6月30日のヤクルト戦(神宮)で右膝付近に死球を受けて1日の同カードを欠場した糸井嘉男外野手(36)の出場選手登録抹消を見送った。金本監督はこの日の午前、羽田空港からの帰阪前に症状や登録抹消について問われ「今日、分かるんじゃない? 病院に行って。今日次第でしょう。骨折の疑いありやから」と心配。この日は病院で診察を受けたとみられるが、抹消しなかった。

 糸井は開幕から負傷する30日まで全70試合に先発。打率3割1厘、10本塁打、40打点、15盗塁はいずれもチームトップで5月下旬以降は4番で奮闘していた。山下チーフトレーナーは「日々、チェックしながらですね」と説明。離脱すれば大きな痛手になるだけに、負傷箇所の回復を見定め、慎重に復帰プランを練る。