巨人先発のドラフト1位ルーキー鍬原拓也投手(22)が、6回7奪三振4四球2失点もプロ2勝目は逃した。

 立ち上がりから持ち味の直球を主体にした。初回先頭の桑原にいきなり四球を出したが、後続を断った。3回まで2四球と耐え、1安打無失点。「フォアボールの後もバッターを攻めて打ち取れたことは収穫です」。前回登板の6月26日広島戦では四死球から崩れ、3回途中7失点と炎上した反省を生かした。

 4回2死一塁から柴田に先制2ランを浴びたが、自己最多の106球を投じ、6回まで試合を作った。「ホームランを打たれてしまったことは実力不足。もっと再現性を高めたい」と次回への課題を口にした。