2020年東京オリンピック(五輪)に合わせたプロ野球の中断期間が7月22日から8月13日となる案が検討されていることが11日、分かった。ソフトボールが始まる開会式の2日前から中断に入り、閉会式後に4日間の調整期間を設け、公式戦を8月14日に再開する。12日のオーナー会議で承認されると、中断期間は23日間となる。

日本野球機構(NPB)は中断前の7月19、20日にオールスターを行い、21日を予備日とする。同年は公式戦開幕を3月最終週から1週間程度早め、逆に11月上旬の日本シリーズ終了は10日から2週間程度遅くする見込みとなった。

都内で開かれた「2020年日程プロ・アマ全体会議」では、五輪の組織委員会から野球会場の横浜スタジアムを6月9日から8月末まで、サッカー会場の札幌ドームは6月15日から8月末までの使用が打診されていることが報告された。NPBは期間短縮の要請を続ける。神宮は7月6日から9月13日までの使用が決まっている。同時期は高校野球の地方大会とも重なり、各高野連と協議を続ける。