日本ハム宮西尚生投手(33)が、16年以来2年ぶり2度目となる最優秀中継ぎ投手を確定させた。

残り試合数から、オリックス山本、ソフトバンク加治屋が上回る可能性がなくなったため、現在40ホールドポイント(HP)でタイトル獲得が確定となった。

プロ11年目の左腕は今季、プロ入りから11年連続50試合登板を果たすなど、中継ぎ投手陣を支えてきた。9月27日のオリックス戦(京セラドーム大阪)では、プロ野球最多記録となる325HPの日本新記録を達成し、巨人山口鉄と並んでいた歴代最高記録を塗り替え、単独1位に躍り出るなど、その鉄腕ぶりを発揮し続けてきた。

タイトル確定に宮西は「よかったです。優勝するためにタイトルを狙う目標はあった。優勝できなかったですけど、価値のある賞を取れたと思います。今年はリリーフ陣が一掃されて、経験のないメンバーの中でいった。優勝争いをしていた夏場にほぼゼロ(無失点)でいけた。1年間、監督やコーチが(自分に)求めている結果は残せたのかなと思う。だから満足のあるタイトルかなと思います」と話した。