日本ハムも「根尾争奪戦」に参加する可能性が高まった。17日、都内のホテルでスカウト会議を実施。25日に行われるドラフト会議での1位指名候補を14人に絞り、大阪桐蔭・根尾昂内野手(3年)を最上位に位置づけているもようだ。

根尾について問われた大渕スカウト部長は「(1位候補に)入っています」と明かした。投打での評価については「どちらも…ネオアキラを評価しています」。スケール感、ポテンシャル、人間性を含めて高く評価していることをうかがわせた。

全体で約80人に絞った指名リストの中で、ナンバーワンに極めて近い評価であることは間違いない。吉村GMは「今年のナンバーワン選手を指名します。ぶれません」と方針を示した。中日が1位指名を公表し、巨人と楽天も参戦が濃厚。競合となれば、昨年は7球団争奪の清宮との交渉権を引いた木田GM補佐が再登板する。

会議に出席した栗山監督は「イメージが出来た」と表情を引き締めた。投打「二刀流」の大谷を育成した日本ハムが、その後継となりうる逸材を果敢に狙うことになりそうだ。