静岡学生野球リーグ、日大国際関係の最速150キロ右腕・続木悠登投手(4年)が、社会人野球の新日鉄住金東海REX(愛知)に進むことが10月31日、分かった。続木は最短2年後のプロ入りを視野に「まずは拾ってくれたチームに最大限の貢献ができるように、都市対抗に出て優勝したいです。その上でプロを目指していければと思います」と意気込みを語った。

続木は今秋、7勝1敗、防御率1・17の好成績で同大のリーグ7連覇に大きく貢献し、初の最高殊勲選手(MVP)と特別賞を受賞した。プロ志望届を提出し、3球団から調査書が届いていたが、25日のドラフト会議での指名はなかった。「正直、悔しい思いはありますが、これも勝負の世界。切り替えていくしかありません」。すぐに現実をしっかり受け入れた。

新日鉄住金東海REXは、都市対抗準優勝1回、日本選手権優勝1回を誇る強豪。藤枝明誠出身の伊藤翼咲投手(19)も在籍している。横浜商大高時代は全国的に無名ながら、大学でプロ注目選手にまで成長した続木。社会人でさらに自らを磨き、2年後のドラフトでは上位で、悲願のプロ入りを果たす決意だ。

◆続木悠登(つづき・ゆうと)1996年(平8)7月2日、横浜市生まれ。中和田小1年から野球を始める。中和田中では横浜泉中央ボーイズ所属。横浜商大高では1年秋からエース。日大国際関係では2年秋から先発定着。182センチ、84キロ。右投げ右打ち。血液型B。家族は両親と兄。