中日藤井淳志外野手(37)が24日、ナゴヤ球場で契約更改交渉に臨み、現状維持の推定5500万円でサインした。今季は開幕1軍スタート。96試合に出場、打率2割4分1厘、3本塁打の成績を残した。アルモンテらが故障離脱の際には、スタメンとして出場し、存在感を見せていた。

今年限りで荒木、工藤らが現役引退。来季は野手最年長としてシーズンを迎える。「今季は不完全燃焼だった。外国人選手の代わりというのはいい気がしない。14年目だが、来季も143試合でレギュラーを取る気持ちは変わらない」と言い切った。

藤井が入団してからチームは、7年間優勝争い。その後は低迷。その後の6年間はBクラスに沈んでいる。「今年もAクラスに入るチャンスはあったが、残り10試合で負けだした。若い選手の経験値の違い。ああいうときに感じる。僕の経験を伝えたい」。優勝を公言する与田新監督のもと、ベテランが若手をけん引する。(金額は推定)