ロッテ・マツ(30)が、西武の開幕からの連勝を11で止めた。第3戦で、BOW川(24)を2-1で逆転し、4戦目で自身リーグ戦初白星を挙げた。

最終6回表、森友哉を中飛に打ちとり勝利を決めた瞬間、マツが立ち上がり、両手を広げて歓喜の雄たけびを上げた。「最後は心臓バクバクでした。まさか自分がライオンズの連勝を止められると思ってなかった。すごくうれしいです」。興奮冷めやらぬ様子で喜びを語った。

打率、失点率とも、参加18選手中15位と苦しんだが、この日は粘り強く接戦をものにした。「相手にミート打ちさせないように注意して、逆らわない打撃を心がけました」。王者に一矢報いる勝利でチームは通算5勝7敗。リーグ代表決定戦出場の可能性を残した。