阪神は11日、ランディ・メッセンジャー投手(37)との契約更新を発表した。

大黒柱の右腕は「来シーズンから日本人選手扱いとなりますが、入団当初は考えもしなかったことが実現し大変誇りに思います。チームメートやスタッフの皆さんに支えられてここまできましたが、あとはみんなと一緒に優勝を勝ち取りたいという思いです。またキャンプで会いましょう」と球団を通じてメッセージを寄せた。

マーリンズ、ジャイアンツ。マリナーズで中継ぎとして計173試合に登板。10年から阪神に移った。初年度こそ苦しんだが、先発に固定された2年目の11年からは4年連続2桁勝利。14年には13勝でタイトルも獲得するなど、計9シーズンで7度の2桁勝利。4年連続で開幕投手を務めた今季も、チーム最多の11勝を挙げた。

日本通算249試合、95勝77敗、防御率3・05。メジャー時代の4勝と合わせて、日米通算100勝に王手をかけている。通算1420奪三振は歴代の外国人投手最多記録だ。

今季、FA権の資格取得条件を満たし、来季から外国人枠の対象外になることが決まっていた。