ヤクルト小川泰弘投手(28)が来季は「ライアン」じゃなくなる!? 19日、都内の球団事務所で契約更改に臨み、200万円アップの9200万円でサインした。直後の会見では「(来年は)フォームを変えていこうと思う。変化を求めてやっていくので、その中で安定した投球ができるように練習していきたい」。まさかの「脱ライアン宣言」で周囲を驚かせた。

小川は「上げるのか、下げるのか、3段にするのか(笑い)。そこはちょっと分からないですけど」と詳細には踏み込まなかったが、足の上げ方の変更を示唆。体への負担軽減と制球力向上が目的と話しており、足の上げ幅を縮小する可能性が高い。「もうライアンって呼ばれなくなるかもしれない。小川って言われるかも」と笑わせた。

今季は昨年10月の右肘手術の影響もあり、5月に1軍合流して8勝。来季は「2桁勝利とか規定投球回を超えてイニング数を増やすのは当然ですけど、ローテを外さずにずっと投げていくのが一番大事」という。そのためのフォーム変更だが、会見の最後に「これでいつも通りだったらごめんなさい。そのパターンもあるから。練習はしたんだと思って」と言うのも忘れなかった。【千葉修宏】(金額は推定)