ソフトバンク甲斐拓也捕手が21日、福岡市内のヤフオクドーム内で契約交渉に臨み、球団提示を保留した。

年俸4000万円からのアップ提示も「多少、差がありました。もう1回考えたいと思ったので。自分の成績としては納得していないですし、保留してしまったが、わがままを言える立場ではない」と話した。

今季は開幕スタメンマスクをかぶり、自己最多の133試合に出場。正捕手に最も近い位置をつかんだ。日本シリーズでは新記録の6連続盗塁阻止で広島の足を封じMVP。強肩を表現した「甲斐キャノン」という言葉もブームになった。一方で、試合終盤はベテランの高谷に交代することが多く、日本一の瞬間もベンチから見守った。打撃成績は打率2割1分3厘、7本塁打、37打点だった。(金額は推定)