昨季イースタン・リーグで最優秀防御率、最多勝、最高勝率の3冠に輝いた3年目右腕の巨人高田萌生投手(20)に、日刊スポーツの巨人担当・桑原幹久記者が電話で直撃した。小学生時代から投球フォームまでまねるほど憧れる中日松坂大輔投手(38)との合同自主トレを今月中に予定。最速154キロを誇る「松坂2世」が“師匠”との初対面直前の心境を語った。

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--今はどんなトレーニングをしていますか

高田 地元の岡山で体づくりはもちろんですが、体を大きく使うために試してきたことを振り返っています。松坂さんからいつ連絡が来てもいいように、準備万端です。

--松坂さんとはいつぐらいから合同トレーニングをやるんですか

高田 まだ詳しくは決まってません。連絡を待ってる状況です。

--上原さんから連絡先を聞いて、直接電話でお願いしたと聞きましたが

高田 本当に緊張しました…。僕が野球をやろうと思ったきっかけですし、夢をもらった方なので、言葉じゃ言い表せないほど大きな存在ですね。

--いざ松坂さんを目の前にしたら、電話以上に緊張してしまいそうですね

高田 「やばい、どうしよう」となって教わったことを忘れないように、ノートとペンを持ちながら練習します!

--宮本コーチから春のキャンプ1軍スタートの当確も出ました

高田 自分でもどこまでできるのか楽しみです。キャンプでの1発目のブルペンや試合が大事になると思うので、準備してきたことをしっかり出したいです。

--最後に「俺のここを見てくれ」とアピールをお願いします!

高田 難しい…。えーっと、ハタチなので、相手に全力で向かっていくフレッシュさを見てください!

 

◆高田萌生(たかた・ほうせい)1998年(平10)7月4日生まれ、岡山県新見市出身。創志学園(岡山)3年春夏に甲子園出場。16年ドラフト5位で巨人入団。昨年7月29日の中日戦でプロ初登板初先発も2回6失点で敗戦。178センチ、80キロ。右投げ右打ち。