勝ちに行く集団を構築する。巨人坂本勇人内野手(30)が5年連続主将を務めることが23日、“決定”した。ジャイアンツ球場での自主トレ後に「優勝したいという強い気持ちの選手が1人でも多くなるように、同じ方向を向いていけるように。そこは僕がやっていくところだと思う。そこだけはちゃんとやっていきます」とチーム内の立ち位置を認識し、明確に示した。

昨年11月下旬に原監督からの就任依頼を快諾した。同監督は「私の中では、ぜひ来年も真のリーダーという形の中でやってもらいたい。あとは本人の意思が合致すれば、全く問題ありません」と坂本勇人を主将に任命する意向を表明。直後の坂本勇人は「直接、話をしていないので、何とも言えない」としていたが、重責を背負うことで指揮官との意思が合致した。

主軸を担うセンターラインに丸、炭谷が加入。岩隈、中島のベテランもチームに加わった。「プレーに集中してもらえるように」と1日でも早く慣れてもらえるように尽力することを約束。グラウンド外では「阿部さんにもお願いします」と、生え抜きのベテランにも協力を依頼する。「みんなが同じ方向を向いてやっていけるように。それが一番大事」と一丸のど真ん中でチームを動かす。【為田聡史】