ブルペンより実戦で輝く! DeNAドラフト1位、上茶谷大河投手(22=東洋大)のキャンプ1軍スタートが26日、決まった。「キャンプから実戦が始まるので、そこに向けて状態を上げて、アピールできたら」と意気込みを語った。

この日はベイスターズ球場で行われた新人合同自主トレでブルペン入り。座った捕手を相手に40球、すべて直球で丁寧に投げ込んだ。25日には東洋大でチームメートだったソフトバンク1位甲斐野が、ブルペンで最速152キロをマークして話題となったが、上茶谷は冷静だった。「甲斐野はやっぱりすごい。僕はブルペン映えしないピッチャー。ブルペンを見ても面白くないと思いますよ」。

イメージするのは、あくまで本番だ。キャンプではシート打撃、紅白戦などで味方に投げる機会が増える。「全力で抑えに行きたいです。対戦して、自分の中で何かつかめることがあれば」。筒香、ソト、宮崎らリーグ屈指の強打者との対戦を成長の糧とする決意。即戦力右腕が、実戦でさらなる真価を発揮する。