巨人のファーム合同自主トレが27日、神奈川・川崎市のジャイアンツ球場でスタートした。08年以来、11年ぶりの日本でのキャンプに2軍スタートが決定している上原浩治投手(43)も参加した。

ランニングや50メートルのインターバル走など通常メニューを消化。約60メートルほどの遠投も行い、昨年10月の左膝のクリーニング手術の影響を感じさせない動きを見せた。「今日ぐらいなら全然大丈夫です。これまでも80、90メートルくらいは投げていました。膝の方に踏み込んだ時にきちんと力が入らないことにはいいボールがいかないと思うんで。早くこれだっていうものをつかむというか、感じられるようになればいいかなと思います」と振り返った。

メジャーでのキャンプは2月中旬からの始動が恒例。昨年は3月に入団が決まったため、キャンプには参加できなかった。トレーニングウエア姿での合同自主トレに「すごく新鮮な感じがしました」と笑みをこぼした。

25日には捕手を座らせてブルペン投球を行った。今後の予定については「まずは自分の体と相談して、膝の状態を確認しながらの状況になると思います。実戦? その辺の話は全くしてないですけど。急いで違う箇所痛めても嫌ですし、かといってのんびりしてる場合でもない。難しいですね」と率直な思いを口にした。