新人合同自主トレの遅れはキャンプで巻き返す。ロッテのドラフト1位藤原恭大外野手(18=大阪桐蔭)が28日、埼玉・ロッテ浦和球場で行っていた新人合同自主トレを打ち上げた。あらためて意欲を示したのは2月1日の春季キャンプ初日に行われる紅白戦への出場だ。「試合に出られれば十分です」。インフルエンザに感染し5日間、離脱した。それだけに言葉は控えめだったが「毎日筋肉痛であったり、キャンプ前にいい感じに仕上げることができた。キャンプで自主トレの成果を出せるようにやっていきたい」と内なる闘志を燃やした。

頑張る理由も増えた。27日にはU18日本代表前監督で、21日に亡くなった小枝守氏の通夜に参加した。17年U18ワールドカップの代表としてともに戦った日本ハム清宮らとも再会し「あの頃のメンバーでジャパンになって(小枝氏に)成長した姿を見せたい」と活躍を誓った。

そのためにも、まずはキャンプでアピールする。「足とか肩とかはもちろん、バッティングを見せることが出来れば(評価は)変わってくると思う。二塁打とかを打って足を見せたり、時には1発を打って、豪快さも見せていきたい」。2月1日石垣島で、新たな藤原伝説が始まる。【久永壮真】