ゴリラにカラス!?ロッテの新外国人、ケニス・バルガス内野手(28=ツインズ傘下3A)ジョシュ・レイビン投手(31=ブレーブス)ブランドン・マン投手(34=レンジャーズ)が29日、ZOZOマリンスタジアムで入団会見を行い、爆笑のパフォーマンス合戦を繰り広げた。メジャー通算35本塁打のバルガスがゴリラポーズで盛り上げれば、守護神候補のレイビンはカラスポーズを披露。パフォーマンスとプレーで、幕張のファンの心をつかむ。

ZOZOマリンの一室がさながら動物園のようなにぎわいを見せた。プエルトリコのウインターリーグでMVPに輝いた大砲バルガスは、レアード(前日本ハム)の「すしポーズ」に対抗した。「ゴリラと呼ばれていたんだ」と言いながら、本塁打した時のゴリラパフォーマンスを披露した。右手甲にはゴリラの顔のタトゥー。今季NPB最重量、133キロの巨漢が金髪・金縁眼鏡で「ウオオ」と胸をたたく姿に会見場は大いに盛り上がった。

セットアッパー、抑え候補のレイビンも負けていない。「目標はクローザー。僕がセーブを挙げたらスタンドのファンにやってほしい」とおもむろに立ち上がり、「カー、カー」と鳴きながら鳥が羽ばたく物まねを始めた。名前が似ているアメフットチーム「レーベンズ」のマスコットがワタリガラスであることをもじったようだ。

日本語で「よろしくおねがいします、がんばります」とあいさつした元DeNAブランドンは完全に優等生キャラに。撮影タイムは「闘魂」「必勝」「一番」の漢字ハチマキを巻いて並び、ガッツポーズする左腕の横で2選手が「ウオオ」「カー、カー」と動き回る濃すぎる「画」になった。

サービス精神満点の新助っ人たちだが本業も期待大。井上、レアードと重量打線が予想されるバルガスは「チャンピオンリングを取る。そのために打点を稼ぐ」と話し、シーズン50本塁打宣言。松本球団本部長は「良い状態で日本に来てくれた。非常に頼もしい」と笑っていた。【鎌田良美】