ソフトバンク千賀滉大投手(26)が30日、後藤芳光球団社長(55)と前日29日夜にメジャー移籍希望に関する話し合いを行ったことを明かした。

千賀の代理人らも合わせ数人で、食事をしながらお互いの思いをぶつけた。できるだけ若いうちにポスティングシステムを利用してメジャー移籍したい希望を持つ千賀は「僕の意見もそうですし会社として、球団としての考え方も聞けた。いい時間だった」と振り返り、充実した時間だった様子だ。

球団側は「めざせ世界一」のスローガンのもと、メジャーにも負けないチームづくりを目指していることを伝えた。後藤球団社長は「(千賀が)真剣に考えていることが分かった。世界一にどう取り組んでいるのか、見えていない部分にも踏み込んで話をした」と説明。現在もポスティングを認めない方針に変わらないが、後藤社長は「今日、明日の話ではないが(千賀の)考えを受け止め進化していきたい。こちらも凝り固まっているわけではない」と、今後は時代に合わせて考えていくと話した。