中日のドラフト1位根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)が沖縄・読谷村の経済効果を押し上げた。

読谷平和の森球場での2軍キャンプで物販を担当する読谷村観光協会の比嘉等事務局長(45)は「グッズの売り上げが、第1クールの5日間で、昨年の1カ月分になりました」とうれしい悲鳴を上げている。

連日、前年の約10倍近いファンが球場を訪れ、球団から委託される根尾グッズ、松坂グッズはもちろん、読谷村オリジナルのドラゴンズグッズも飛ぶように売れている。オリジナルのコラボTシャツに同バッグ、キーホルダーは第1クール最終日の5日に完売。残っているのはマフラータオル、ハンドタオルくらいで「オリジナルグッズは、キャンプの最後までに在庫切れになる可能性が高いです」とほくほく顔だ。

右ふくらはぎの軽い肉離れで2軍スタートとなったルーキーのおかげで想定外の効果が出ている。この日のキャンプ休日は休養に努めていた。【伊東大介】