「ハマの憲伸」が、ベールを脱いだ。DeNAドラフト1位上茶谷大河投手(22=東洋大)が14日、キャンプ初のフリー打撃に登板した。神里、楠本、ドラフト6位知野直人内野手(19=BC新潟)を相手に41球を投げ、安打性は5本。ラミレス監督は「カットボールがすごくいい。昔対戦した川上憲伸に似ている。セ・リーグではなかなかカットボールを打つ打者はいない。10勝以上できるポテンシャルがある」と竜の大エースを引き合いに出し絶賛した。

神里、楠本の左打者に対し、外角から、時に内角まで攻め込む軌道幅のカットボールで何度も詰まらせた。上茶谷本人も「しっかり投げられたら打ち取れると思った」と手応えを口にした。最速148キロを計測した直球では神里に1本の柵越えを許したが、巨人樽見スコアラーは「まだ6、7割くらいの力だけど、1軍レベル」。初実戦は20日ロッテ戦(宜野湾)の予定。球界を代表する右腕を目指し、鍛錬を続ける。