新1番に大きくアピールだ! 西武外崎修汰内野手(26)が17日、1番二塁で先発出場した今季2度目の紅白戦で、“チーム1号”となる先頭打者本塁打を含む4打数2安打2打点と大活躍した。

積極的に振り抜いた。1回表、昨季最多勝の多和田の2球目、外角やや高めの直球を捉えた。逆方向への打球は風にも乗って右翼席へ。「自分の持ち味の積極性を消さないように、思い切っていけた。(多和田は)エースですが富士大の後輩でもあるので、負けてられないと思いました」と笑った。4-0の6回には、右中間にダメ押しの適時三塁打。「打ちとられた当たり」と謙遜するが、逆方向へ長打を量産するパワーと果敢に先の塁を狙う姿勢を存分にアピールした。

強力打線でリーグを制した昨季は秋山が不動の1番を務めたが、今季は主力の浅村がFA移籍した。辻監督は新打線について「他が1番打てるならいいけど、金子(侑)もいるし、外崎の3番もある。まだ分からないよ」と模索中を強調するが、パンチ力とスピードのある外崎が1番に座り、中軸に秋山、山川、中村らが並べば破壊力は十分だ。指揮官の期待を感じつつ、外崎も「今年は『20アップルパンチ』くらい、いきたいですね」と気合十分。本塁打後のパフォーマンスも、昨季以上に披露するつもりだ。【鈴木正章】