守護神候補のライアン・クック投手(31=マリナーズ)が旧友から日本を学んだ。

沖縄2次キャンプ第2クール2日目の20日、今春キャンプ2度目のフリー打撃に登板した。練習試合前の時間を使い、午前9時40分頃からスタート。吉川尚、小林に対し、31球で安打性は5本。得意球のチェンジアップ、ツーシーム、スライダーと全球種を投げ込み、打者の反応を確かめた。「前回より力強く投げられた。良い当たりをされてピッチャーとして納得できない部分もあるけど、球種を伝えているからと自分に言い聞かせていたよ」と実戦との差を明確にした。

練習試合の相手の韓国・KIAには昨季までDeNAに所属していたウィーランドが在籍。メジャー時代に面識があり、試合前練習時にベンチ前で抱擁を交わした。沖縄入りした13日の夜に食事をともにしたことを明かし「野球よりも生活面について、日本のことを教わったよ」と笑みをこぼした。