オレもいるぞ!侍ジャパンに初選出されたヤクルト村上宗隆内野手(19)が、DeNAとの練習試合にフル出場。同い年の日本ハム清宮に負けじと存在感を見せた。

1点を追う9回無死、フルカウントから7球目、DeNA三嶋の133キロフォークボールにうまくバットを合わせ左前打に。二塁に進むと、宮本の右中間への適時打で激走。土煙を上げながら滑り込み、同点のホームを踏んだ。

新しい打撃フォームに加えて、バットは試合用のアッシュ製ではなく、練習用として振り込んでいるメープル製を使用するなど試行錯誤を重ね、3打数2安打1四球。「少しずつ自分のスイングができてきている」と納得した。

侍で共闘する清宮は、気になる存在だ。清宮が本塁打を放ったことを聞き「ものすごくいい刺激。気になるところだけど、まずは自分のことをクリアしたい」と淡々と話した。あくまで目標はチームでのレギュラー。三塁手で対外試合全5試合でフル出場を果たしているが、2軍調整中の川端や大引がおり、割って入る立場。険しい道のりを進んでいく覚悟だ。【保坂恭子】