阪神平田勝男2軍監督(59)が、中日ドラフト1位根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)の大飛球に舌を巻いた。2回に中日根尾は第1打席で阪神ガルシアと対戦。2ストライクと追い込まれたところから139キロ直球を捉えた打球は、左翼への大飛球となった。結果は左飛となったが、打球を見届けた平田2軍監督は「風がフォローしていたら…。いつもの風だったらやばかったね」と感心したように振り返った。

前日も根尾は無安打に終わっていたが、その2打席も含め、平田2軍監督は“オーラ”を感じ取っているようだ。「すばらしいバッティングでした。雰囲気、スターの雰囲気があったよ。日本のプロ野球を背負う選手になるよ」と称賛。この2日間で快音は聞かれなかったが、球界のスターとしての素質を確信していた。